エンドポイントのアップデートとその他の変更の管理

このセクションでは、エンドポイントのハードウェアや OS を変更する際に発生する可能性のある、いくつかの特殊な状況について説明しています。

新しい OS への移行

エンドポイントに新しい OS をインストールすると、その変更によって管理ポータル内にエンドポイントのエントリの複製が作成されます。新しい OS をインストールする前に、エンドポイントを非アクティブ化してください。詳細については、「 エンドポイントの非アクティブ化」を参照してください。

OS をインストール済みの場合は、管理ポータルで最も古いエントリを非アクティブ化してください。余分なライセンスは削除され、エンドポイントの複製は [非アクティブ化されたエンドポイント] のグループに追加されます。

注意: ほとんどの場合、OS をアップグレードするだけではエントリの複製が作成されることはありません。

エンドポイントのハードウェアの変更

エンドポイントに新しいハードドライブを取り付け、SecureAnywhere を再インストールすると、管理ポータルでは新しいエントリとして表示されます。ハードドライブを交換する前に、余分なライセンスの使用を避けるため、まず管理ポータルでエンドポイントを非アクティブ化してください。詳細については、「エンドポイントの非アクティブ化」を参照してください。

その他のタイプのハードウェアをエンドポイントで変更する場合 (新しいマザーボードやプロセッサ、ネットワークアダプタを取り付ける場合など)、アップグレードされたコンピュータが管理ポータルで新しいエントリとして表示されることはありません。その場合は最初にエンドポイントを非アクティブ化にする必要はありません。

新しいサブネットへのエンドポイントの移動

エンドポイントを新しいサブネットへ移動する際は、それまでのサブネットと同じ通信回線を使用できるようにします。以下のドメインをファイアウォールで許可する必要があります。

*.webrootcloudav.com

*.webroot.com

*.s3.amazonaws.com

WSAWebFilteringPortal.elasticbeanstalk.com

*.webrootanywhere.com

ファイアウォールを介した通信

ファイアウォールがある場合、以下の表に記載されたウェブルートのパスマスクを許可してください。

ファイアウォールの詳細については、「セットアップの準備」を参照してください。

パス

詳細

*.webrootcloudav.com

エージェントの通信とアップデート。

注意: 一部のファイアウォールでは、単一のワイルドカードマスクを使用したダブルドットを含むサブドメイン名 (例: 「g1.p4.webrootcloudav.com」を「*.webrootcloudav.com」で表示) をサポートしていません。このため、一部の環境では「*.p4.webrootcloudav.com」または「*.*.webrootcloudav.com」のいずれかにしなければならないことがあります。

*.webroot.com エージェントのメッセージ送受信。
*.s3.amazonaws.com エージェントのファイルのダウンロードとアップロード。
WSAWebFilteringPortal.elasticbeanstalk.com エージェントの Web フィルタリングに必要。elasticbeanstalk は Amazon の AWS ドメイン。
*.webrootanywhere.com 管理ポータルとサポートチケットログのアップロード。